人気急上昇!オタキング応援歌続々誕生で合唱コンクール開催か?!




乙武さん、ベッキー、オタキング。この三人は恋愛絡みのスキャンダルで世間からいわれなきバッシングを受けた。
この中で一番対応が上手くて素早くピンチを切り抜けたのがオタキングこと岡田斗司夫である。
乙武さんとベッキーは騒動からしばらくの間テレビから姿を消したが、オタキングだけは騒動直後もレギュラー番組正義のミカタへの出演を強行!その堂々とした態度にネット民のバッシングも徐々に弱火となり騒動からわずか3年で完全鎮火した。
最近ではアメリカ大統領選挙のトランプ候補当選予想を当てたり、引退宣言した宮﨑駿監督の引退撤回を予言して的中させたりして預言者としても大評判だ。さらに本業のアニメ評論でもけものフレンズを一話で切ると宣言した後にちゃっかり全話視聴するなどユニークな行動を繰り返した結果、都内の女子校生からおちゃめさんと呼ばれているようだ。バレンタインデーには大量のチョコをもらって虫歯の心配ばかりしていたという噂だ。今オタキングは人気急上昇中なのだ。
そしてこの人気上昇を裏付けるようにオタキングの応援歌が続々と誕生しているという。
先日も僕がアキバの歌声喫茶に入ったらこんな素敵な歌が聴こえてきた。

パン!パン!パン!(←手拍子)
「女にモテモテオタキング♪
ホワイトデーも大勝利♪
山積みチョコがその証拠♪
すごいぞ♪やばいぞ♪モテキング♪」

全員がベレー帽をかぶったいかにも合唱団といった格好の大勢の美男美女が声を合わせて歌う姿に僕は圧倒された。

歌い終わった彼らに質問した。
「ちょっと失礼。今の歌はオタキングと何か関係あるのでござるか?」
「ハハハ。これは彼女が作詞作曲したオタキングの応援歌でござるよ」と彼は合唱団の紅一点の女性を指差した。
堀北真希ちゃんにそっくりな絶世の美女が顔を真っ赤にして言った。
「私は都内の女子校生だからオタキングを応援したかったんです。でも私の自宅は貧乏で彼の本を買えないの。私にはこんなことしか・・・歌うことしか出来ないから・・・」と叫ぶとワッと泣き崩れた。周囲の人々がみんなもらい泣きを始めた。
僕は感動した。お金を使うだけが応援ではない。ファンそれぞれが自分のできる行動を積み重ねればその声はきっとオタキングに届く。彼女こそ真のオタキングおたくだ。
彼らは再び歌いだした。次は二番だ。歌詞カードをもらったので僕も一緒に歌った。

「ハイ!ハイ!ハイ!オタキング♪
今日も大阪オタキング♪テレビ出演大成功♪
インテリ♪インテリ♪インテリア♪
完全論破だオタキング♪」

歌声喫茶の店内に響き渡るオタキング応援歌と手拍子の声。僕らの心は一つになった。
歌い終わった彼らは嬉しそうに言った。
「実は僕らの他にもこうやって全国各地でオタキング応援歌が生み出されているらしい。いつかみんなで集まってオタキング応援歌だけで合唱コンクールを開くのが僕らの夢なんだ!」
夢を語る彼の瞳は美しく輝いていた。
ああ、若さって素晴らしい。
フォーエバー・ヤング。フォーエバー・オタキング。