議論勃発!なぜおたくは金持ちと誤解されるのか





いつものように僕が常連として通っているメイド喫茶xyz(仮名)に行くと常連のケイタさんがカウンター席にいた。
隣に座るとケイタさんが僕に質問してきた。
「サスケどの、なぜ世間は我々おたくを金持ちだと誤解するのでござろうな」
これは難しい質問だ。だが確かに世間はおたく=金持ちと誤解している。
その時隣の人がiPhoneをいじり始めた。今話題のios10を搭載した最新機種らしい。
それを見たケイタさんが言った。
「おたくはスマホも家電もすぐに最新機種を買うから金持ちと誤解されるのでござるかね~」
たしかにそれもありそうだ。だがもっと深い理由があるのではないだろうか。
するとこの店の人気ナンバーワンメイドのキャサリンちゃん(仮名)が水を持ってきて言った。
「うふうふ。本当に誤解よね。私もおたくだけど金持ちじゃないわよ。金持ちだったらこんな店でバイトする必要ないわよ」
すると店長がカウンターの中から言った。
「ちょっとキャサリンちゃ~ん。こんな店はないでござるよ~」
店長の声が情けなかったので僕らは顔を見合わせてゲラゲラ笑った。
「でも本当に難しい問題でござるな~。なぜ世間はおたくを金持ちと思うのか。これは永遠の課題でござるよ~」
そう言いながらケイタさんはショルダーバッグからkindleを取り出して読み始めた。
それを見た僕は「あっ!」と声を上げた。
「ケイタさん、原因はその本でござるよ!」
その本の著者はおたくの王様オタキングこと岡田斗司夫氏。そして本のタイトルは「ま、金ならあるし」だった!
これはいかにも著者が金を持ってそうなタイトルだ。実際オタキングは昔ベンツを乗り回していたので彼が金持ちというのは事実だろう。貧乏人には絶対ベンツなんか買えないのだから。
世間は超一流外車のベンツを運転して吉祥寺の街を颯爽と駆け抜けるおたくの王様オタキングの姿を見て「おたく=金持ち」という印象を抱いてしまったに違いない。
ケイタさんと僕とキャサリンちゃんと店長が全員同時に唸った。隣でiPhoneをいじっていた人も唸った。
「うう~む。オタキングの世間への影響力おそるべし。やっぱりすごいでござるぞオタキング!」

濃いオタクたちが通うメイド喫茶xyz。常連客たちの会話は今日もディープだった。