アキバに謎の正義の味方現る!その名もオタキング仮面!第一話




昨日は日曜だった。日曜と言えば秋葉原名物歩行者天国である。
いつものようにメイド喫茶xyz(仮名)での議論を終えた僕達はカラオケ屋に繰り出そうとみんなで外に出た。
歩行者天国なので大勢の人で溢れかえっている。
突然人混みの中から「キャー!」という悲鳴が聞こえた。
声の方に目をやると一人のコスプレ美少女がチンピラどもに絡まれていた!
「ヒッヒッヒィ~。姉ちゃん俺と付き合えよ~。俺かなり濃いオタクなんだぜ~。話題のアニメは全部見てるぜ~。ねえねえけものフレンズ知ってるか~い?おそ松さん知ってるか~い?」
「いや!あなたちっとも濃くないわ!私は90年代のOVAと戦前のアメリカンカートゥーンが好きなの!モルダイバーや魔法使いTaiとフライシャー兄弟のスーパーマンが好きなのよ!けもフレなんて知らないわよぉ!」明らかに女性は嫌がっている。
僕の隣でその様子を見ていたケイタさんが携帯を取り出した。警察に通報するつもりだ!素晴らしい正義感だ!
だがケイタさんが「もしもし警察でござるか?アキバの路上で悪党が女性に絡んで・・・」と喋った所でチンピラどもがこちらに気付いた!
「おう、テメー何やってけつかるねん!」チンピラはケイタさんの携帯を取り上げて電源を切ってしまった!
そしてこう言い放った!「ケケケ。今時ガラケーかよ!そんな時代遅れじゃ女にモテないぜぇ~」
なんという言葉の暴力!ケイタさんは「ひ、酷いでござるよ!吾輩だってスマホが欲しいけど毎月プラモデル買わなきゃいけないから我慢してるのにぃ~!」ケイタさんは「うわぁ~ん!」と号泣しながら帰宅の途についた。
邪魔者がいなくなってチンピラどもは女性への強引なナンパを再開した。
義憤に駆られた僕は叫んだ!「女性がチンピラに絡まれて困ってるでござるよ!誰か!スマホで警察に通報するでござる!」
だが歩行者天国で多くの人がごった返しているのに誰も見向きもしない!「なんと正義感のない連中でござるか!君たちは本当にサムライの子孫でござるか?!」
その瞬間!
ポロロン♪ポロロン♪ポロ~ン♪
どこからともなく哀愁を帯びたギターの音色が聴こえてきた!
チンピラ達が慌てて周囲を見回すと・・・「あっ!」
雑居ビルの屋上にタイムボカンの人気キャラ・グロッキーのコスプレをした男性がギターを弾いて立っている!

一応解説しておくとグロッキーはすごくスリムなキャラだ。グロッキーのコスプレをするには体型がスリムでなければならない。その男性も痩せていた!おそらくレコーディングダイエットに成功したに違いない!
チンピラが叫んだ!「お前は誰だ!」
スリムな男性が答えた。「やあ、バトルコントロールサムライです」
アキバの街にサムライが現れた!
(次回に続く)