アキバに謎の正義の味方現る!その名もオタキング仮面!第二話(完)




アキバの街に颯爽と現れた謎の正義のミカタ!
だがグロッキーのコスプレなので顔がマスクで覆われているのでその正体はわからない!
ビルの屋上でギターを弾いていた正義のミカタは「おっと、指の皮膚が痛くなってきた」と言いながらギターを置いた。
「ふー。俺は生まれつき皮膚が弱いんだよね」と独り言を言うと突然「とうっ!」と掛け声を掛けてビルの非常階段を駆け下りた!
その様子を見ていた通行人たちが叫ぶ!
「痩せているからすごく身軽な動きだ!」
「おそらく毎日ウォーキングで足腰を鍛えながらカロリー消費しているのだろう!」
「あの動きを繰り返していれば一ヶ月で4キロ痩せそうだ!」
女性に絡んでいるチンピラの前に堂々と立った正義のミカタは言った。
「君たち、ここはアキバだよ?ナンパするなら渋谷にでも行きなさい」
チンピラは反論した。
「あぁ~?俺は濃いオタクだぜ?俺の居場所はここさ」
正義のミカタが叫ぶ!
「君本当にオタクなの?じゃあちょっとこれやってみて」とチンピラに文字が書かれた紙を手渡す。紙には「ガンダム検定問題」と書いてあった。
「チッ。仕方ねえな。俺の実力を見せてやる」と問題に取り組むチンピラ。

チンピラは「うっ、一問目から難しい」と唸る。四苦八苦しているようだ。。
解答が終わって正義のミカタが採点し叫んだ!
「100点満点でたった5点?!君はガンダム検定9級にも合格できないぞ!」
恥をかいて真っ赤になったチンピラは「うわぁ~ん!父さんにも採点されたことないのにぃ~!」と号泣しながら逃亡した。
その背中に通行人たちが「逃げちゃ駄目だ!」と声を掛けた。
正義のミカタに命を救われた女性は頬を赤らめながらお礼を言った。
「ありがとう正義のミカタ。あなたのお名前を教えてください」
だが正義のミカタは謙虚にこう答えた。
「ハッハッハ。名乗るほどの者ではありません。僕は吉祥寺在住の名も無き男ですよ」
その瞬間正義のミカタの携帯が鳴った。「おや?誰だろう?昔の部下の庵野君かな?それとも懇意にしてる宮崎監督かな?」
だが携帯は非通知のワン切りだった。そして腕時計を見て「おっともうこんな時間だ。今日は日曜だから夜にニコ生がある。レジュメを作成しなきゃ」と大声でつぶやくと名刺を渡して去っていった。
颯爽と現れ風のように去っていった爽やかな謎の男性。
いつしかアキバの人々は彼をオタキング仮面と呼ぶようになったという。

アキバにまた一つ伝説が生まれた。
(完)