オタキング問題検証スタート2





(前回の続き)
キャサリンちゃんに「あなたのブログにはオタキングの記事が足りない」と言われた僕は困ってしまった。
僕はオタキングを知らないから何を言い返せばいいかわからなかった。
もちろん全く知らないわけじゃない。少しは知っている。オタキングと言えばEVAを生み出したガイナックスの創始者で庵野秀明監督や赤井孝美さんという超一流クリエイターを世の中に送り出したアニメ業界の偉人だ。またNHKのBSマンガ夜話やBSアニメ夜話で活躍しテレビ東京の「アキバ王選手権」では審査委員長として登場。超一流のアニメ・マンガ評論家としても有名だ。パソコンはMSXの時代からいじっていてパソコン通信の時代からどっぷりとネットに浸かっていた筋金入りのパソコンおたく。ゲームの知識も超一流でファミコンはゼビウスのような超名作からスペランカーのような超問題作まで完全クリアの腕前!ダイエットの教祖としても有名で彼の編み出したダイエット技術「レコーディングダイエット」は流行語となりオタキングはダイエットおたくの教祖になった。さらに模型の腕前も超一流で制作したムーミンハウスの前でピンセットを構える画像は模型業界に衝撃を与えた。あの模型おたくの総本山と呼ばれる海洋堂のセンムもオタキングのお友達なのだから本当にすごい。
だが僕が知っているのはこの程度だ。この程度のことは僕じゃなくても誰でも知っているので僕はネットで読んだ怪しい噂の受け売りをキャサリンちゃんの前で喋ってしまったのだ!
「キャサリンどの、オタキングが語るのはヤマトやガンダムのような古い作品ばかりでござるよ。
彼は新しい情報をインプットする努力をしていないでござる!」
するとキャサリンちゃんはこう言った。
「ねえサスケさん、あなた本当にオタキングが努力してないと思っているの?ちょっと私と一緒に来てくださるかしら」
するとキャサリンちゃんは僕の手をギュッと握って店の外に連れだした。注文した玉ねぎランチが無駄になってしまった。べと病で価格が高騰しているので経済学的にすごく残念だがキャサリンちゃんに文句を言うわけにもいかないので男らしく諦めた。
僕はドキドキしながらキャサリンちゃんに手を引かれるままついていった。
キャサリンちゃんはアキバの裏通りに入っていった。薄暗い路地の奥に行くと二人の男性の大きな声が聞こえてきた。
あれは一体なんだろう。その内の一人の声に聞き覚えがあった。僕は思わず叫んだ!
「あっ!あの声はテレビで聞き覚えがあるぞ!読売テレビの正義のミカタに出演しているロケットの専門家で最近は北朝鮮のミサイル発射問題について鋭い解説をして視聴者から尊敬されている男性の声だ!」
(つづく)